LinuCレベル4 システムアーキテクト ネットワークとストレージの選定 問9
ネットワークとストレージの選定/集中型および分散型ストレージ新しいサーバーのファイルシステムとして、EXT4・XFS・Btrfsを比較した。説明として適切でないものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル4 システムアーキテクトの出題範囲「ネットワークとストレージの選定」に対応。実際の試験問題ではありません)
- AXFSはサブボリューム単位のスナップショットをファイルシステム自身の機能として持つため、LVMなしで静止点を確保できる
- BEXT4はメタデータをジャーナルに記録してから反映するため、クラッシュ後も全体を走査せずに短時間で整合性を回復できる
- CXFSは領域を複数のアロケーショングループに分けて並行に割り当てるため、大きなファイルへの並列I/Oに強い
- DBtrfsはCopy on Writeのため、仮想マシンのイメージのように上書きが多いファイルでは断片化しやすく、CoWを無効化することがある
正解:A
解説
EXT4とXFSはジャーナリングファイルシステムで、メタデータの変更をジャーナルに記録してから反映するため、クラッシュ後も短時間で整合性を回復できます。XFSはB+木による領域管理とアロケーショングループによる並行な割り当てを特徴とし、大容量・大きなファイル・並列I/Oに強い設計です。Btrfsは、Copy on WriteのB木を基盤に、サブボリューム・スナップショット・データのチェックサムなどを備えます。スナップショットをファイルシステム自身の機能として持つのはBtrfsで、XFSで静止点を得るにはLVMのスナップショットなど下位の仕組みを組み合わせます。
選択肢ごとの解説
- A正しい(誤っている記述)。サブボリュームとそのスナップショットはBtrfsの機能です。XFS自身はスナップショットの機能を持たないため、LVMなどと組み合わせて静止点を確保します。
- B誤り(正しい記述)。EXT4はメタデータのジャーナリングにより、クラッシュ後にファイルシステム全体を走査せずに整合性を回復できます。
- C誤り(正しい記述)。XFSはアロケーショングループごとに独立して領域を割り当てられるため、並列性の高いI/Oに向きます。
- D誤り(正しい記述)。CoWは上書きのたびに別の場所へ書くため断片化しやすく、仮想マシンのイメージやデータベースのファイルではnodatacowやchattr +CでCoWを無効化することがあります。