令和7年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問19
マネジメント/プロジェクトマネジメントプロジェクトのスケジュールを短縮したい。当初の計画は図1のとおりである。作業Eを作業E1,E2,E3に分けて,図2のとおりに計画を変更すると,スケジュールは全体で何日短縮できるか。

出典:令和7年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問19
- ア1
- イ2
- ウ3
- エ4
正解:ア
解説
図1の各経路の所要日数は,A→B→D→G=5+8+7+7=27日,A→B→E→H→I=5+8+9+4+2=28日,A→C→F→H→I=5+7+5+4+2=23日であり,最長経路(クリティカルパス)はA→B→E→H→Iの28日です。図2でEをE1,E2,E3に分割すると,E1・E2はいずれもB完了時点(13日目)から開始できますが,E3はE1の完了(16日目)だけでなくダミー作業を介してE2の完了(17日目)にも依存するため,実際には17日目からしか開始できません。したがってE3はF後の合流点に19日目(17+2)に到達し,H・Iを経て25日目にプロジェクトが完了する経路になります。一方,A→B→D→Gの経路は27日のままであり,こちらが図2全体の最長経路になります。以上より,全体の所要日数は28日から27日に短縮され,短縮日数は1日です。
選択肢ごとの解説
- ア正しい。ダミー作業によってE3の開始がE2の完了(17日目)まで遅れるため,E側の経路は25日となり,D→Gの経路(27日)が新たな最長経路になります。図1の28日から図2の27日への短縮日数は1日です。
- イ誤り。ダミー作業を考慮せずE1のみでE3が開始できると仮定すると2日短縮という計算になりますが,実際にはE3はダミー作業を介してE2の完了も待つ必要があります。
- ウ誤り。E1・E2・E3の合計所要日数(3+4+2=9日)が元のE(9日)と変わらないことだけに着目すると誤った日数になりますが,ダミー作業による依存関係を考慮すると短縮日数は1日です。
- エ誤り。ダミー作業を無視してE1→E3の経路(3+2=5日)だけで計算すると4日短縮となりますが,E3はE2の完了も待つ必要があるため,実際の短縮日数はこれより小さくなります。