過去問ドリル

AI-901:Microsoft Azure AI Fundamentals AI の概念と機能の識別 問11

AI の概念と機能の識別/責任あるAIの原則

ある保険会社が、事故の損害額を査定するAIモデルを導入します。査定結果に異議が出た場合に備え、AIの判断に最終的な責任を負う担当役員と審査委員会を決め、人間が結果を見直して覆せる手順と、判断の履歴を監査できる記録の保管ルールを整備しました。この取り組みは、責任あるAIのどの原則に最も直接対応しますか。

当サイトのオリジナル問題(AI-901:Microsoft Azure AI Fundamentalsの出題範囲「AI の概念と機能の識別」に対応。実際の試験問題ではありません)

正解:C

解説

AIシステムの結果に対して、誰が責任を負い、人間がどう監督・是正するかを組織として定めるのは、責任あるAIの「説明責任(Accountability)」の原則です。担当役員や審査委員会の設置、人間による見直しと覆す手順、監査可能な記録の保管は、いずれもAIを設計・運用する人や組織が結果に責任を持つための仕組みです。透明性はAIの動作や限界を利用者に分かりやすく示すことを指し、説明責任とは焦点が異なります。Microsoft の責任あるAIは、公平性・信頼性と安全性・プライバシーとセキュリティ・包括性・透明性・説明責任の6原則で構成されます。

選択肢ごとの解説

  • A誤り。公平性は、性別や年齢などの属性によって特定の人々が不利に扱われないようにする原則です。この取り組みは責任者や見直し手順の整備が中心で、偏りの是正を述べたものではありません。
  • B誤り。透明性は、AIが使われていることや判断の根拠・限界を利用者に分かりやすく示す原則です。この取り組みで中心になっているのは、責任の所在と人間による監督・監査体制であり、情報の開示そのものではありません。
  • C正しい。責任者と審査委員会の設置、人間が結果を見直して覆せる手順、監査用の判断履歴の保管は、AIの結果に対する責任を組織が負うための仕組みで、説明責任の原則に対応します。
  • D誤り。プライバシーとセキュリティは、個人データの保護やアクセス制御、暗号化に関する原則です。この取り組みはデータ保護の方針ではなく、判断に対する責任体制の整備です。
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