AZ-104:Microsoft Azure Administrator 仮想ネットワークの実装と管理 問14
仮想ネットワークの実装と管理/名前解決と負荷分散米国東部と西ヨーロッパの2リージョンに、同じ Web アプリのデプロイがそれぞれある。ユーザーを遅延の少ないリージョンへ誘導し、リージョンのエンドポイントが異常になったら他方へ切り替えたい。さらに、クライアントからのトラフィックは Azure のプロキシ層を経由させず、DNS の応答で示されたエンドポイントへ直接送らせたい。使用するサービスとして適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(AZ-104:Microsoft Azure Administratorの出題範囲「仮想ネットワークの実装と管理」に対応。実際の試験問題ではありません)
- AAzure Front Door
- BAzure Application Gateway
- CAzure Load Balancer(Standard SKU)
- DAzure Traffic Manager
正解:D
解説
Azure Traffic Manager は DNS ベースのグローバルなトラフィック ルーティング サービスです。パフォーマンス(遅延ベース)や優先度などのルーティング方法を選べ、エンドポイントの正常性を監視して異常なエンドポイントを DNS の応答から外します。トラフィックそのものは中継せず、クライアントは DNS で得たエンドポイントへ直接接続します。Application Gateway は単一リージョン内で動作し、標準的な Load Balancer もリージョン内で動作します(クロスリージョン ロード バランサーもありますが、DNS で誘導する仕組みではありません)。Front Door はエッジで HTTP/HTTPS 通信をプロキシするサービスです。
選択肢ごとの解説
- A誤り。Azure Front Door はグローバルに分散したエッジでクライアントの HTTP/HTTPS 通信を受けてバックエンドへ中継するため、トラフィックがプロキシ層を経由する構成になります。
- B誤り。Azure Application Gateway はリージョン内の仮想ネットワークに配置するレイヤー 7 の負荷分散サービスで、複数リージョン間を DNS で誘導する用途には向きません。また通信は Application Gateway を経由します。
- C誤り。Azure Load Balancer(Standard SKU)はリージョン内のバックエンド間でレイヤー 4 の分散を行うサービスで、DNS の応答でリージョン間を誘導する仕組みではありません(クロスリージョン ロード バランサーもありますが、これも L4 のパススルーで DNS 誘導ではありません)。
- D正しい。DNS 応答でリージョンを選び、エンドポイントの正常性監視によるフェールオーバーも行うため、要件を満たします。