AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutions インフラストラクチャソリューションの設計 問10
インフラストラクチャソリューションの設計/コンピューティングソリューションの設計ある映像制作会社は、夜間に数千本の独立したレンダリング タスクを実行します。各タスクは 10〜20 分で完了し、実行中に仮想マシンが回収されてタスクが再実行されても結果に影響しません。完了期限は翌朝まで余裕があり、要件はコンピューティング コストの最小化です。タスクのスケジューリングと再試行はマネージド サービスに任せたいと考えています。設計として最も適切なものはどれですか。
当サイトのオリジナル問題(AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutionsの出題範囲「インフラストラクチャソリューションの設計」に対応。実際の試験問題ではありません)
- AAzure Batch のプールを専用ノード(通常の従量課金 VM)のみで構成して実行する
- B仮想マシン スケールセットを 3 年の予約インスタンスで固定台数確保し、スクリプトでタスクを割り当てる
- CAKS クラスターの専用ノード プールにジョブを投入し、クラスター オートスケーラーで台数を調整する
- DAzure Batch のプールを Spot VM で構成し、回収時のタスク再キューは Batch に任せて実行する
正解:D
解説
中断に耐え、期限に余裕があるバッチ処理には、Azure の余剰容量を大幅な割引で使える Spot VM が適しています。Azure Batch は Spot ノードが回収されるとタスクをキューへ戻して別のノードで再実行できるため、スケジューリングと再試行を自前で作り込む必要がありません。予約インスタンスは常時稼働の定常ワークロード向けで、夜間のみの処理では使い残しが出ます。専用ノードは中断されない代わりに Spot より高価です。
選択肢ごとの解説
- A誤り。タスクは中断に耐えられるため、中断されない専用ノードの高い単価を払う必要がなく、コスト最小化の要件では最適ではありません。
- B誤り。予約インスタンスは常時稼働する定常負荷で割引が効く仕組みで、夜間だけ使う処理では稼働しない時間の分も費用が発生します。スケジューリングや再試行も自前実装になります。
- C誤り。専用ノード プールは中断耐性を活かせず、クラスター運用も必要になります。タスクの割り当てと再試行を任せたい要件にも合いません。
- D正しい。割引率の高い Spot VM と、中断時のタスク再実行を行う Azure Batch の組み合わせが、中断耐性のあるバッチ処理のコスト最小化に合致します。