AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutions インフラストラクチャソリューションの設計 問14
インフラストラクチャソリューションの設計/移行の設計ある企業は、オンプレミスの Windows Server で稼働する ASP.NET の業務アプリ群を Azure へ移行する方針を検討しています。基本方針は Azure App Service への再プラットフォームですが、アプリごとに要件を確認したところ、一部のアプリは App Service では実現できず、Azure 仮想マシンへのリホストが必要と判断されました。App Service では実現できず、仮想マシンを選ぶ根拠になる要件はどれですか。
当サイトのオリジナル問題(AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutionsの出題範囲「インフラストラクチャソリューションの設計」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Aオンプレミスのデータベースへ ExpressRoute 経由のプライベート接続で通信し、送信元を仮想ネットワークに限定したい
- BOS にカーネル モードのデバイス ドライバーをインストールする必要がある
- C本番環境と同一の構成でステージング環境を用意し、検証後に切り替えたい
- D負荷に応じてインスタンス数を自動で増減し、独自ドメインと TLS 証明書で公開したい
正解:B
解説
App Service は PaaS であり、基盤の OS への管理者アクセスやカーネル モード ドライバーのインストールはできません。OS レベルのカスタマイズが必須のアプリは、仮想マシンへのリホストが必要です。仮想ネットワーク統合を通じたオンプレミスとのプライベート通信、デプロイ スロットによるステージングと切り替え、自動スケールと独自ドメイン・TLS 証明書は、App Service が標準で提供する機能です。
選択肢ごとの解説
- A誤り。App Service は仮想ネットワーク統合により、仮想ネットワーク経由で ExpressRoute や VPN で接続したオンプレミスのデータベースにアクセスできるため、仮想マシンの根拠になりません。
- B正しい。App Service では基盤 OS にカーネル モードのデバイス ドライバーをインストールできません(Windows コンテナーでもホスト OS のカーネルは共有のため不可)。OS カーネル レベルの制御が必須なら仮想マシンを選びます。
- C誤り。デプロイ スロットでステージング環境を用意し、検証後にスワップで切り替えられるため、App Service で実現できます。
- D誤り。自動スケールと独自ドメイン、TLS 証明書の利用は App Service の標準機能です。