AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutions インフラストラクチャソリューションの設計 問6
インフラストラクチャソリューションの設計/移行の設計ある企業は、オンプレミスのファイルサーバーに保存された約 400 TB の非構造化データ(画像と動画)を Azure Blob Storage に移行します。拠点のインターネット回線は 100 Mbps で、業務に利用中のため全帯域を転送に回せません。移行は 1 か月以内に完了させる必要があります。移行方式として最も適切なものはどれですか。
当サイトのオリジナル問題(AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutionsの出題範囲「インフラストラクチャソリューションの設計」に対応。実際の試験問題ではありません)
- AAzCopy を使用し、既存のインターネット回線で Blob Storage に直接アップロードする
- BAzure Storage Mover を使用し、ネットワーク経由でファイル共有を継続的に同期する
- CAzure Data Box のデバイスを発注し、データをコピーして Azure データセンターに輸送する
- DAzure Data Factory のコピー アクティビティを使用し、セルフホステッド統合ランタイム経由で転送する
正解:C
解説
Azure Data Box は、物理デバイスにデータをコピーして Azure のデータセンターへ輸送し、Blob Storage などにアップロードするオフライン転送の仕組みです。100 Mbps の回線で 400 TB を転送すると、帯域を全て使っても約 1 年かかる計算で、利用中の回線ではさらに長くなります。AzCopy、Storage Mover、Data Factory のコピーはいずれもネットワーク経由の転送のため、帯域がボトルネックになり期限に間に合いません。回線が細く、データ量が多い場合の移行にはオフライン転送を選びます。なお 400 TB は 1 台の Data Box(使用可能容量は約 80 TB)では足りないため、複数台または Data Box Heavy を用います。
選択肢ごとの解説
- A誤り。AzCopy は高速なネットワーク転送ツールですが、帯域が 100 Mbps では 400 TB の転送に約 1 年以上かかり、1 か月以内という期限を満たせません。
- B誤り。Storage Mover はオンプレミスのファイル共有を Azure Storage へネットワーク経由で移行するサービスです。回線帯域が制約となる点は AzCopy と同じです。
- C正しい。デバイスの輸送によるオフライン転送で、回線の帯域に依存せず、大容量データを期限内に Azure へ取り込めます。
- D誤り。Data Factory のコピーもネットワーク経由で、構成のためにセルフホステッド統合ランタイムも必要になります。帯域の制約は解消できません。