AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutions データストレージソリューションの設計 問4
データストレージソリューションの設計/半構造化・非構造化データのストレージ設計医療機関が撮影画像ファイルを Azure に保管します。画像は書き込み後 30 日間は頻繁に参照され、その後 90 日目までは時折参照され、以降は法令により 7 年間保存が必要で、その間は変更も削除もできてはいけません。保存期間中の保管コストは極力抑えたいと考えています。最も適切な設計はどれか。
当サイトのオリジナル問題(AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutionsの出題範囲「データストレージソリューションの設計」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A汎用 v2 ストレージ アカウントに保存し、アップロード時にアーカイブ層へ直接配置して、コンテナーに時間ベースの保持ポリシーを設定する
- B汎用 v2 ストレージ アカウントのホット層に保存し続け、法的保留を設定して削除を防ぐ
- C汎用 v2 ストレージ アカウントに保存し、ライフサイクル管理でクール層、アーカイブ層へ順次移動し、コンテナーに 7 年のロック済み時間ベース保持ポリシー(不変ストレージ)を設定する
- D汎用 v2 ストレージ アカウントに保存し、ライフサイクル管理で層を移動したうえで、BLOB のバージョン管理と論理的な削除を 7 年間有効にする
正解:C
解説
アクセス頻度が経過日数で低下するデータは、Blob Storage のライフサイクル管理でホット、クール、アーカイブへ自動的に移動するとコストを抑えられます。変更・削除の禁止(WORM)は不変ストレージの時間ベース保持ポリシーで実現し、ポリシーが有効な間も層の移動は可能です。バージョン管理や論理的な削除は誤削除からの回復手段であり、削除や変更そのものを禁止するものではありません。なお、保持ポリシーをロックすると、ポリシー自体の短縮や削除もできなくなります。
選択肢ごとの解説
- A誤り。アーカイブ層のデータは参照前にリハイドレートが必要で、数時間かかることがあります。最初の 30 日間に頻繁に参照される要件に合いません。
- B誤り。ホット層は保管コストが最も高く、7 年間置き続けるとコスト要件に反します。法的保留は保持期間を定めるものでもなく、層の最適化もできません。
- C正しい。ライフサイクル管理で参照頻度に応じてクール層、アーカイブ層へ移動してコストを下げ、不変ストレージの保持ポリシーで保存期間中の変更・削除を禁止できます。
- D誤り。バージョン管理と論理的な削除は誤操作からの回復用で、権限を持つユーザーによる削除や変更を禁止できません。WORM の要件を満たしません。