平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問94
テクノロジ/マルチメディア【中問C(問93〜96の共通文章)】 画像データの符号化に関する次の記述を読んで,四つの問いに答えよ。 図 1 は,8×8 画素の白黒の画像例である。この図に対して,白を 0,黒を 1 として表すと,図 2 に示すように 8 ビットのビット列が 8 行あるディジタルデータとして,画像データを表現することができる。 (図 1,図 2 は図を参照) 文字データしか送れない通信で画像データを送ろうとする場合,画像データを文字データであるかのように変換して通信する必要がある。 また,文字データと比べてデータ量の大きい画像データを効率よく通信するために,データを圧縮して送るという工夫がなされる。図 2 のビット列を左上から順に見ていくと,0 が 10 個続き,次に 1 が 34 個続き,その次に 0 が 20 個続いていることが分かる。この同じ値が続く個数のことをランレングスという。これを利用して画像データを圧縮する方法を考える。 【設問】次に示す画像データの表現方法は,画像データの情報量を圧縮することを目的とする変換である。図 2 に示す画像データは,何ビットで表現されるか。 〔画像データの表現方法〕 (1) 画像データをランレングスで表現し,それらの値を最大 15 の範囲で区切っていく。例えば,ランレングスが 20 の場合は,15 と 5 の二つのランレングスに分ける。 (2) 白と黒のランレングスをそれぞれ 4 ビットの 2 進数で表し,常に“白と黒”の 8 ビットの組みとして表現する。例えば,白のランレングスが 15 と 5 というように続く場合は,その間にランレングス 0(2 進数では 0000)の黒を補い,白のランレングス 15 と黒のランレングス 0 の組みを作る。このように,白又は黒が続く場合は間に黒又は白,黒で始まる場合は先頭に白,白で終わる場合は末尾に黒のランレングス 0 を補うことで,常に白と黒の 8 ビットの組みを作る。

出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問94
- ア12
- イ24
- ウ40
- エ48
正解:ウ
解説
図 2 のランレングスは,白 10,黒 34,白 20 です。最大 15 で区切ると,白 10,黒 15+15+4,白 15+5 になります。これを“白と黒”の組みにすると,(白 10,黒 15),(白 0,黒 15),(白 0,黒 4),(白 15,黒 0),(白 5,黒 0) の 5 組になります。1 組は 8 ビットなので,5×8=40 ビットです。
選択肢ごとの解説
- ア誤り。12 ビットでは,5 組の 8 ビットの組みを表現できません。
- イ誤り。24 ビットは 3 組分で,区切りと補いを考えていない場合の値です。
- ウ正しい。5 組の(白,黒)の組みができ,5×8=40 ビットで表現されます。
- エ誤り。48 ビットは 6 組分で,組みの数を 1 つ多く数えた場合の値です。