LinuCレベル1 重要なシステムサービス 問24
重要なシステムサービス/メール配送エージェント(MTA)の基本Linuxで使われる代表的なMTAであるPostfixとEximに関する説明として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル1の出題範囲「重要なシステムサービス」に対応。実際の試験問題ではありません)
- AいずれもPOP3やIMAPでメールボックスを提供し、利用者のメールソフトがメールを取り込む窓口となる
- Bいずれもsendmail互換のコマンドを備え、それを呼び出して送信するプログラムはMTAを替えても動く
- Cいずれも利用者がメールを作成・閲覧するためのソフトウェアで、端末上で対話的に操作して使う
- D両者を同じホストで同時に起動すると、25番ポートを共有して配送の負荷を自動的に分散し合う
正解:B
解説
PostfixやEximは、SMTPでメールを受け取り、宛先のサーバーへ配送するMTAです。どちらも古くからのMTAであるSendmailと互換の /usr/sbin/sendmail コマンドやmailq、newaliasesなどを備えているため、mailコマンドやcronの結果通知のようにsendmailコマンドを呼び出して送信するプログラムは、MTAを入れ替えてもそのまま動作します。RHEL系ではPostfixが標準的で、Debianでは長くEximが既定のMTAとされてきました(UbuntuではPostfixが一般的です)。
選択肢ごとの解説
- A誤り。POP3やIMAPでメールボックスを提供するのはDovecotなどのサーバーで、MTAの役割ではありません。
- B正しい。どちらもsendmail互換のコマンドを提供するため、それを使うプログラムはMTAの種類に依存せずに動作します。
- C誤り。メールを作成・閲覧するソフトウェアはMUA(mail、muttなど)で、PostfixやEximはMTAです。
- D誤り。2つのMTAが協調して25番ポートを共有する仕組みはなく、同時に起動しようとしても、通常は後から起動した側がポートを確保できずに起動に失敗します。