LinuCレベル2 システムアーキテクチャの設計 問18
システムアーキテクチャの設計/高可用システムの実現方式RAIDによるディスクの冗長化や、データベースのリアルタイムレプリケーションだけでは防げない障害への備えとして適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル2の出題範囲「システムアーキテクチャの設計」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Aディスク1台の故障のような物理障害に備え、ホットスペアのディスクを用意しておく
- B誤操作によるデータ削除のような論理障害に備え、世代管理したバックアップを取る
- Cサーバー1台の電源故障に備え、冗長電源のサーバーでアクティブ/スタンバイを組む
- Dデータセンター全体の停止に備え、遠隔地のレプリカへ同期で書き込むようにする
正解:B
解説
障害は、機器の故障のような物理障害と、誤操作・ソフトウェアの不具合によるデータの破損や削除のような論理障害に大別できます。RAIDやレプリケーションは物理障害には有効ですが、誤った削除や破損したデータもそのまま複製先に反映されるため、論理障害は防げません。論理障害に備えるには、過去の時点に戻せるよう世代管理したバックアップやスナップショットを取得しておく必要があります。冗長化とバックアップは目的が異なるため、両方を組み合わせて設計します。
選択肢ごとの解説
- A誤り。ホットスペアはRAIDの物理障害への備えを強めるもので、RAIDで防げない論理障害への対策にはなりません。
- B正しい。論理障害は複製先にも同じ変更が反映されるため、過去の状態に戻せる世代管理したバックアップで備えます。
- C誤り。電源やサーバーの故障は物理障害で、冗長化で対応できる種類の障害です。論理障害への備えにはなりません。
- D誤り。遠隔地への同期レプリケーションは広域災害への備えですが、誤削除も即座に複製されるため論理障害は防げません。