LinuCレベル2 ネットワーククライアントの管理 問29
ネットワーククライアントの管理/OpenLDAPサーバーの設定OpenLDAPで独自の属性やオブジェクトクラスをスキーマに定義するとき、それぞれに割り当てるオブジェクトID(OID)の説明として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル2の出題範囲「ネットワーククライアントの管理」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Aドット区切りの数字による世界で一意な識別子で、独自の定義には自組織が取得した番号の配下を使う
- Bslapdがスキーマの読み込み時に自動で採番する番号のため、定義の中に書かなくてもよい識別子である
- CエントリのDNの先頭に書く属性名の別名で、ディレクトリの木構造の中でのエントリの位置を表している
- Dサーバーごとに付ける番号のため、別のサーバーであれば同じOIDを別の属性に使っても衝突はしない
正解:A
解説
OIDは 1.3.6.1.4.1.… のようにドットで区切った数字の列で、属性型やオブジェクトクラスを世界で一意に識別します。独自のスキーマを作る場合は、IANAから私企業番号(Private Enterprise Number)を取得するなどして自組織の番号を得て、その配下にOIDを割り当てます。他の組織と同じOIDを使うと、スキーマを組み合わせたときに衝突が起きます。スキーマの定義では、NAMEで付ける名前とは別にOIDを必ず指定します。
選択肢ごとの解説
- A正しい。OIDは世界で一意になるよう階層的に割り当てられる識別子で、独自定義には自組織に割り当てられた番号の配下を使います。
- B誤り。OIDはslapdが採番するものではなく、定義する側がスキーマの記述の中で指定するものです。
- C誤り。エントリの木構造上の位置を表すのはDN(識別名)で、OIDは属性型やオブジェクトクラスそのものを識別する番号です。
- D誤り。OIDはサーバー単位ではなく世界で一意であることを前提にしており、同じOIDを別の意味に使うと衝突の原因になります。