LinuCレベル2 DNSサーバー 問18
DNSサーバー/ゾーン情報の管理キャッシュサーバーとして動かすBINDのnamed.confに、次のゾーン定義がある。このゾーン定義と、指定したファイルの役割として適切なものはどれか。 zone "." IN { type hint; file "named.ca"; };
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル2の出題範囲「DNSサーバー」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Aこのサーバーがルートゾーンの権威サーバーとなり、named.caに書いたレコードを他のサーバーへ答える
- B問い合わせをすべて転送する上位のDNSサーバーのアドレスを、named.caに一覧として書いておく
- C逆引きのためのPTRレコードを、ネットワーク全体についてまとめてnamed.caに書いておく
- D再帰問い合わせの出発点となるルートサーバーの名前とアドレスを、named.caから読み込む
正解:D
解説
type hintのゾーンは、ルートヒントファイルを読み込むための定義です。ルートヒントファイル(RHEL系では/var/named/named.ca、Debian系では/usr/share/dns/root.hints等)には、ルートサーバーのNSレコードとそのアドレスが書かれています。namedは起動時にこの情報をもとにルートサーバーへ問い合わせて最新の一覧を取得し、そこから名前解決をたどります。ルートサーバーの情報はまれに変わるため、ヒントファイルはパッケージの更新などで新しい内容に保ちます。
選択肢ごとの解説
- A誤り。ルートゾーンの権威サーバーとして答えるにはtype primary(master)等で定義します。hintは権威データではありません。
- B誤り。問い合わせを転送する上位サーバーは、named.confのforwarders文で指定します。
- C誤り。逆引きのPTRレコードは、in-addr.arpa等の逆引きゾーンのゾーンファイルに書きます。
- D正しい。ルートヒントファイルから、名前解決の出発点となるルートサーバーの情報を読み込みます。