LinuCレベル2 DNSサーバー 問15
DNSサーバー/ゾーン情報の管理$ORIGINがexample.com.であるゾーンファイルに、次のMXレコードを書いた。メールサーバー名の部分(mail.example.com)はどのように解釈されるか。 @ IN MX 10 mail.example.com
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル2の出題範囲「DNSサーバー」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Amail.example.com.example.com. として解釈される
- Bmail.example.com. として解釈される(末尾のドットは不要)
- Cmail. として解釈され、ルート直下の名前を指す
- Dresolv.confのsearchに書いたドメインが補完される
正解:A
解説
ゾーンファイルでは、末尾がドット(.)で終わる名前は完全修飾ドメイン名(FQDN)として扱われ、ドットで終わらない名前は相対名として$ORIGIN(既定ではゾーン名)が後ろに補完されます。そのためmail.example.comとドット無しで書くと、mail.example.com.example.com. を指すことになり、意図したメールサーバーへ配送されません。ゾーン内の名前を書くときは「mail」のように相対名で書くか、「mail.example.com.」のように末尾にドットを付けます。逆引きゾーンのPTRレコードでも同じ規則が適用されます。named-checkzoneで検査すると、存在しない名前を指していることに気づける場合があります。
選択肢ごとの解説
- A正しい。ドットで終わらない名前は相対名として扱われ、$ORIGINのexample.com.が後ろに付け足されます。
- B誤り。ゾーンファイルでは末尾のドットの有無でFQDNか相対名かが区別されるため、ドット無しでは完全修飾名とみなされません。
- C誤り。ルート直下の名前として扱われるのは「mail.」のように末尾にドットを付けた場合で、相対名にはそのような解釈はありません。
- D誤り。resolv.confのsearchはクライアントのリゾルバが問い合わせ時に使う設定で、namedがゾーンファイルを読むときには使われません。