LinuCレベル2 ファイルシステムとストレージ管理 問28
ファイルシステムとストレージ管理/論理ボリュームマネージャの設定と管理ボリュームグループvg1を構成するディスクをすべて別のサーバーへ付け替え、中の論理ボリュームとデータをそのまま使い続けたい。移設元と移設先で行う手順として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル2の出題範囲「ファイルシステムとストレージ管理」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A移設元でvgremove vg1を実行し、移設先でvgcreate vg1を実行してから論理ボリュームを作り直す
- B移設元でpvmoveによりデータを別のPVへ移し、移設先でpvcreateしてからvgextendで追加する
- Cvg1に対し、移設元でvgchange -anとvgexportを、移設先でvgimportとvgchange -ayを実行する
- D移設元でlvchange -anにより全LVを停止し、移設先でmkfsを実行してから論理ボリュームをマウントする
正解:C
解説
vgexportは、非アクティブにしたボリュームグループをシステムから切り離し(エクスポート状態にし)、そのPVを別のシステムへ移せる状態にするコマンドです。移設先でvgimportを実行するとボリュームグループが再び認識され、vgchange -ayで論理ボリュームを有効にすればデータを使えます。エクスポートの前には、論理ボリュームをアンマウントしてvgchange -anで非アクティブにしておく必要があります。
選択肢ごとの解説
- A誤り。vgremoveはボリュームグループを削除するコマンドで、論理ボリュームの定義も失われます。作り直した論理ボリュームには元のデータが引き継がれる保証がありません。
- B誤り。pvmoveは同じボリュームグループ内の別のPVへデータを移すコマンドで、別のサーバーへは移せません。また移設先でpvcreateを実行するとLVMのメタデータが初期化されます。
- C正しい。非アクティブにしてからvgexportで切り離し、移設先でvgimportして有効化するのが、ボリュームグループを別のシステムへ移す手順です。
- D誤り。論理ボリュームの停止自体は必要な手順の一部ですが、移設先でmkfsを実行すると新しいファイルシステムが作られ、元のデータは失われます。