LinuCレベル2 システムの保守と運用管理 問24
システムの保守と運用管理/バックアップとリストアLinuxのテープデバイスファイルである/dev/st0と/dev/nst0の違いとして適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル2の出題範囲「システムの保守と運用管理」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A/dev/nst0は操作の終了後にテープを巻き戻さないため、続けて次のファイルを書き込める
- B/dev/nst0は圧縮を行わないモードのデバイスで、/dev/st0はハードウェア圧縮を有効にする
- C/dev/nst0はネットワーク経由で接続したテープ装置を、/dev/st0はローカルの装置を表す
- D/dev/nst0は読み取り専用でアクセスするためのデバイスで、書き込みには/dev/st0を使う
正解:A
解説
SCSIテープ装置は2種類のデバイスファイルで扱えます。/dev/st0はデバイスを閉じたときにテープを先頭へ自動で巻き戻し、/dev/nst0(nはno rewindの意味)は巻き戻さずにその位置を保ちます。1本のテープに複数のバックアップを続けて書き込むときや、mt -f /dev/nst0 fsf 1 のようにmtコマンドでテープ位置を操作して特定のファイルを読むときには、/dev/nst0を使います。/dev/st0で書き込むと毎回先頭に戻るため、次の書き込みで前のデータを上書きしてしまうおそれがあります。
選択肢ごとの解説
- A正しい。nst0は巻き戻しを行わないデバイスで、テープ上に複数のファイルを続けて書けます。
- B誤り。st0とnst0の違いは圧縮の有無ではなく、閉じたときに巻き戻すかどうかです。
- C誤り。nのnetworkの意味ではなく、no rewind(巻き戻さない)の意味です。
- D誤り。どちらも読み書きの両方に使えます。違いは閉じたときの巻き戻しの有無です。