LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 高可用性プラットフォームの構築 問13
高可用性プラットフォームの構築/フェイルオーバークラスタの構築Pacemakerのリソースに migration-threshold=3 と failure-timeout=60s を設定した。この設定の説明として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「高可用性プラットフォームの構築」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Aリソースは3分ごとに稼働ノードを入れ替えて負荷を分散し、60秒以内に移動が終わらなければ失敗とみなす
- B同じノードで3回失敗するとリソースは別のノードへ移り、その失敗の記録は60秒経過すると期限切れになる
- Cノード障害を3回検知するとクラスタ全体を停止し、60秒後に全ノードでリソースを再起動させる
- D監視操作を3秒間隔で実行し、応答が60秒間無ければそのノードをSTONITHで強制的に停止させる
正解:B
解説
migration-thresholdは、リソースが同じノードで何回失敗したら、そのノードでの稼働を禁止して別ノードへ移すかを決めるメタ属性です。failure-timeoutは、失敗回数(fail count)の記録を何秒後に期限切れとして扱うかを決めます。この例では、あるノードでリソースの失敗が3回に達すると別ノードへ移り、最後の失敗から60秒経つと失敗の記録が無効になって、元のノードで再び稼働できるようになります。なお、期限切れの判定はクラスタの再評価のタイミングで行われるため、厳密に60秒ちょうどとは限りません。手動で記録を消すにはpcs resource cleanupを使います。
選択肢ごとの解説
- A誤り。これらは定期的にノードを入れ替える設定ではありません。失敗回数にもとづいて移動を判断するための設定です。
- B正しい。3回の失敗で別ノードへ移り、失敗の記録は60秒後に期限切れとなります。
- C誤り。クラスタ全体を停止するような設定ではなく、対象のリソース単位で失敗を数える設定です。
- D誤り。監視の間隔やタイムアウトは、monitor操作のintervalやtimeoutで指定します。