LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 高可用性プラットフォームの構築 問22
高可用性プラットフォームの構築/フェイルオーバークラスタの構築2ノードのPacemakerクラスタで、node1のOSにパッチを適用するため、node1で稼働しているリソースをすべてnode2へ移したい。作業中もnode1はクラスタのメンバーとして残し、作業後に元へ戻せるようにしたい。コマンドとして適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「高可用性プラットフォームの構築」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Apcs property set maintenance-mode=true
- Bpcs node standby node1
- Cpcs resource cleanup
- Dpcs cluster stop node1
正解:B
解説
pcs node standbyは、指定したノードをスタンバイ状態にし、そのノードではリソースを動かせないようにするコマンドです。スタンバイになったノードで稼働していたリソースは、制約に従って他のノードへ移動しますが、ノード自体はクラスタのメンバーとして通信とクォーラムの投票を続けます。作業が終わったら pcs node unstandby node1 で元の状態に戻し、再びリソースを受け入れられるようにします。リソースが元のノードへ戻るかどうかは、resource-stickinessや配置の制約によって決まります。
選択肢ごとの解説
- A誤り。maintenance-modeをtrueにすると、Pacemakerはリソースの起動・停止や監視を行わなくなります。リソースはその場で動き続け、node2へは移動しません。
- B正しい。pcs node standbyでnode1をスタンバイ状態にすると、node1はクラスタに残ったまま、そのリソースが他のノードへ移動します。
- C誤り。pcs resource cleanupは、リソースの失敗の記録(失敗回数など)を消去し、状態を再確認させるコマンドです。リソースを他のノードへ移す操作ではありません。
- D誤り。pcs cluster stop node1は、node1のPacemakerとCorosyncを停止します。リソースは移動しますが、node1はクラスタから離脱するため、メンバーとして残す要件を満たしません。