LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 仮想化基盤のネットワークとストレージ 問11
仮想化基盤のネットワークとストレージ/仮想化基盤のネットワーク構築仮想化基盤のストレージ用ネットワークでジャンボフレーム(MTU 9000)を使う場合の説明として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「仮想化基盤のネットワークとストレージ」に対応。実際の試験問題ではありません)
- AホストのNICや仮想スイッチ、物理スイッチなど、経路上のすべての機器でMTUをそろえる必要がある
- B送信側ホストのNICだけMTUを9000にすれば、経路上の機器が自動的にフレームサイズを合わせてくれる
- Cフレームが大きくなるぶんヘッダの割合が増えるため、スループットは下がるが通信の遅延が小さくなる
- DジャンボフレームはVLANタグと併用できないため、ストレージ用ネットワークはUntaggedに限定される
正解:A
解説
ジャンボフレームは1フレームで運べるデータ量を増やし、ヘッダの割合とパケットあたりのCPU処理を減らしてスループットを高める技術です。レイヤー2ではフレームが分割されないため、経路上にMTUが小さい機器が1台でもあると大きなフレームが破棄され、「小さな通信は通るのに大量転送だけ失敗する」という障害になります。ホストのNIC、ブリッジやOpen vSwitch等の仮想スイッチ、物理スイッチまで、すべてのMTU(スイッチでは最大フレームサイズ)を9000以上にそろえ、ping -M do -s 8972 等で実際に通るか確認します。
選択肢ごとの解説
- A正しい。経路上の1台でもMTUが小さいと大きなフレームが破棄されるため、すべての機器でそろえる必要があります。
- B誤り。レイヤー2の機器がフレームサイズを自動で調整する仕組みはありません。受け取れないサイズのフレームは破棄されます。
- C誤り。フレームが大きくなるとヘッダの割合は減り、スループットは向上します。説明が逆です。
- D誤り。ジャンボフレームはTagged VLANと併用できます。スイッチ側の最大フレームサイズを、VLANタグの4バイトを見込んで設定すればよいだけです。