LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 仮想化基盤のネットワークとストレージ 問25
仮想化基盤のネットワークとストレージ/Cephの理解と実装CephFSをLinuxクライアントにマウントする方法に関する説明として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「仮想化基盤のネットワークとストレージ」に対応。実際の試験問題ではありません)
- ACephFSはNFSv4プロトコルで提供されるため、mountコマンドでは -t nfs4 を指定してマウントする
- Bceph-fuseはカーネルのCephFSモジュールに依存するため、カーネルがCephFSをサポートしていない環境では使用できない
- Cカーネルクライアントは mount -t ceph でMONアドレスを指定してマウントし、ユーザー空間クライアントは ceph-fuse コマンドを使う
- DCephFSのマウント時にはMDSではなくOSDのIPアドレスを直接指定し、OSDからメタデータとデータを取得する
正解:C
解説
CephFS のクライアントには2種類あります。カーネルクライアントは Linux カーネルに組み込まれた CephFS モジュールを使い、mount -t ceph に MON アドレスとオプション(認証情報など)を指定してマウントします。ユーザー空間クライアント(ceph-fuse)は FUSE 経由で動作し、カーネルの CephFS モジュールが不要なため、カーネルサポートがない環境や古いカーネルでも利用できます。どちらもマウント時には MON アドレスを指定し、MON からクラスタマップを取得して MDS・OSD と通信します。
選択肢ごとの解説
- A誤り。CephFS はネイティブプロトコルを使うため、-t ceph(カーネルクライアント)または ceph-fuse(ユーザー空間クライアント)を使います。-t nfs4 は NFS サーバーへのマウントに使うオプションです。
- B誤り。ceph-fuse は FUSE 経由で動作するユーザー空間クライアントであり、カーネルの CephFS モジュールには依存しません。カーネルが CephFS をサポートしない環境でも利用できる点が利点の一つです。
- C正しい。カーネルクライアントは mount -t ceph で MON アドレスを指定し、ceph-fuse はユーザー空間で動作します。どちらも MON への接続から始まります。
- D誤り。CephFS マウント時に指定するのは OSD ではなく MON のアドレスです。MON からクラスタマップを受け取り、その後 MDS(メタデータ)や OSD(データ)と通信します。