LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 仮想化基盤の構築 問37
仮想化基盤の構築/仮想マシンの管理とOVFの活用稼働中の仮想マシンvm1に対し、メモリの状態を保存せずにディスクのオーバーレイファイルだけを作成する外部スナップショットを取得したい。virshコマンドとして適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「仮想化基盤の構築」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Avirsh snapshot-create-as vm1 disksnap --memspec /var/snap/vm1.mem
- Bvirsh snapshot-create-as vm1 disksnap --disk-only
- Cqemu-img snapshot -c disksnap /var/lib/libvirt/images/vm1.qcow2
- Dvirsh snapshot-revert vm1 disksnap --running
正解:B
解説
外部スナップショット(差分スナップショット)のうちディスクのみを対象とするには、virsh snapshot-create-as に --disk-only を付けます。このフラグを指定すると仮想マシンを停止・一時停止せずにディスクのオーバーレイファイルが作成され、以降の書き込みは新しいオーバーレイへ流れます。メモリ状態を外部ファイルに保存したい場合は --memspec オプションで保存先を指定します。qemu-img snapshot は libvirt の管理外で動作中イメージを直接操作するため、整合性破壊のおそれがあります。virsh snapshot-revert は既存スナップショットへの復帰コマンドで、新規作成には使いません。
選択肢ごとの解説
- A誤り。--memspec はメモリの状態を外部ファイルに保存する外部スナップショット(メモリ込み)を作成するオプションです。ディスクのみの外部スナップショットには --disk-only を使います。
- B正しい。--disk-only を指定すると、メモリ状態を保存せずにディスクだけの外部スナップショット(qcow2 オーバーレイ)を作成できます。仮想マシンは停止されずそのまま稼働し続けます。
- C誤り。qemu-img snapshot は QEMU 内部スナップショットの操作コマンドです。libvirt が管理する稼働中のイメージに直接操作すると整合性が破壊されるおそれがあるため、libvirt 管理 VM には virsh コマンドを使います。
- D誤り。virsh snapshot-revert は既存スナップショットの状態へ仮想マシンを戻すコマンドです。--running はリバート後に実行状態のままにするオプションで、新規スナップショットの作成には使いません。