LinuCレベル4 システムアーキテクト ネットワークとストレージの選定 問14
ネットワークとストレージの選定/拠点間のネットワーキングオンプレミスのデータセンターとクラウドの仮想ネットワークを接続する方式として、インターネットVPNと、クラウド事業者のプライベート接続サービスを使う専用線接続を比較している。比較の記述として適切でないものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル4 システムアーキテクトの出題範囲「ネットワークとストレージの選定」に対応。実際の試験問題ではありません)
- AインターネットVPNは既存のインターネット回線とVPNゲートウェイで始められるため導入が早く安価だが、経路が共用のため帯域や遅延は保証されない
- B専用線接続は通信事業者の閉域網を使うため、申し込みから開通までの期間がインターネットVPNより短く、契約後すぐに利用を始められる
- C専用線接続でも通信が既定で暗号化されるとは限らないため、機密性の要件によっては、その上にIPsecなどの暗号化を重ねる設計を検討する
- D専用線接続を主経路とし、インターネットVPNを障害時の予備経路として併用すると、コストを抑えながら拠点間の経路を冗長化できる
正解:B
解説
専用線接続は、回線の敷設や事業者の接続拠点での作業が必要になるため、一般に申し込みから開通まで数週間から数か月かかり、インターネットVPNより導入に時間がかかります。その代わり、共用のインターネットを通らないため帯域や遅延が安定し、大量のデータ転送や遅延に敏感な業務に向きます。ただし閉域であることと暗号化されていることは別で、要件によっては暗号化を追加します。専用線の障害に備えて、安価なインターネットVPNを予備経路として組み合わせる構成も一般的です。
選択肢ごとの解説
- A誤り(正しい記述)。インターネットVPNは手軽に導入できますが、経路の品質はインターネットの混雑に左右されます。
- B正しい(誤っている記述)。専用線接続は回線の手配や物理的な接続作業が必要なため、開通までの期間はインターネットVPNより長くなるのが一般的です。
- C誤り(正しい記述)。閉域網であっても通信内容が自動的に暗号化されるとは限らず、機密性の要件に応じて暗号化を重ねることがあります。
- D誤り(正しい記述)。高価な専用線を二重化する代わりに、インターネットVPNを予備経路にする構成で費用と可用性の釣り合いを取れます。