LinuCレベル2 システムアーキテクチャの設計 問31
システムアーキテクチャの設計/キャパシティプランニングとスケーラビリティの確保ある業務サーバーのCPU使用率は、1か月の平均では30%だが、毎朝9時台には95%以上に張り付き、その時間帯は応答が遅いという苦情が出ている。処理能力の増強が必要かどうかを判断する考え方として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル2の出題範囲「システムアーキテクチャの設計」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A月の平均が30%なので処理能力には十分な余裕があり、増強の必要は無いと判断する
- B9時台の値は一時的な外れ値として除き、残りの時間帯の平均から必要な能力を見積もる
- C平均ではなく、ピーク時の使用率と応答時間を基準にし、ピークに耐えられる能力を見積もる
- D95%を超える値は異常なので、まず監視の間隔を長くして値を平準化してから判断する
正解:C
解説
キャパシティプランニングでは、平均値だけでなく、負荷が最も高くなる時間帯(ピーク)の使用率と、そのときの応答時間などのサービス品質を基準にします。平均に余裕があっても、ピーク時に資源が不足すれば、利用者にとってはサービスの低下になります。この例では、増強(スケールアップやスケールアウト)のほか、ピークに重なる処理を別の時間帯へ移すといった対策も検討できます。監視の間隔を長くすると短時間のピークが平均に埋もれ、かえって状況を見誤ります。
選択肢ごとの解説
- A誤り。平均値は短時間のピークを薄めてしまうため、ピーク時に応答が遅れている事実を見落とします。
- B誤り。毎朝決まって起きる高負荷は外れ値ではなく、能力を見積もる基準にすべき業務上のピークです。
- C正しい。ピーク時の使用率と応答時間を基準にして、ピークに耐えられる能力があるかを判断します。
- D誤り。監視の間隔を長くすると短時間のピークが平均に埋もれ、実際の不足を見誤ることになります。