LinuCレベル2 ネットワーククライアントの管理 問22
ネットワーククライアントの管理/DHCPサーバーの設定と管理ISC DHCPサーバー(dhcpd)を運用しているホストで、systemdジャーナルに次のメッセージが繰り返し記録されていた。このメッセージから読み取れる状況として適切なものはどれか。 DHCPDISCOVER from 52:54:00:12:34:56 via eth0: network 192.168.1.0/24: no free leases
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル2の出題範囲「ネットワーククライアントの管理」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Adhcpd.confのhost宣言でこのMACアドレスが拒否されており、要求を受け付けていない
- B192.168.1.0/24のsubnet宣言にある動的割り当て範囲が、すべて払い出し済みになっている
- Ceth0に対応するsubnet宣言がdhcpd.confに無く、このインターフェースでは応答できない
- Ddhcpd.leasesファイルが破損しているため、リース情報を読み込めずに払い出しを止めている
正解:B
解説
「no free leases」は、要求を受けたネットワークに割り当てられる空きアドレスが無いことを示すメッセージです。subnet宣言のrangeで定めた動的割り当て範囲が有効なリースで埋まっていると、DHCPDISCOVERに対してDHCPOFFERを返せません。rangeを広げる、リース期間(default-lease-time・max-lease-time)を短くする、不要な機器を整理するといった対処を検討します。なお、poolのallow/denyでそのクライアントに使えるpoolが無い場合にも同じメッセージになるため、範囲の空きとあわせて確認します。dhcpdのログはsyslog(RHEL系の/var/log/messages等)やjournalctl -u で確認できます。
選択肢ごとの解説
- A誤り。特定のクライアントを拒否する設定にした場合は、空きアドレスの有無とは別の理由で応答しません。このメッセージは範囲内の空きが無いことを示しています。
- B正しい。動的割り当て範囲(range)の空きアドレスが尽きていると、no free leases が記録されます。
- C誤り。インターフェースに対応するsubnet宣言が無い場合は、起動時に「No subnet declaration for eth0」のような別のメッセージが出ます。
- D誤り。リースファイルの問題であれば読み込みや書き込みの失敗を示すメッセージになります。このメッセージは空きアドレスが無いことを示しています。