LinuCレベル2 ファイル共有サービス 問15
ファイル共有サービス/NFSサーバーの設定と管理NFSクライアントの/etc/fstabでNFSの共有をマウントするときに指定する、hardオプションとsoftオプションの説明として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル2の出題範囲「ファイル共有サービス」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Ahardはサーバーが応答しない間も要求を再送し続け、softは所定回数の再送後にアプリケーションへエラーを返す
- Bhardはマウントを読み書き可能で行い、softは読み取り専用で行うため、書き込みを避けたい共有にはsoftを使う
- Chardはブート時にネットワークの準備を待ってからマウントし、softはネットワークの準備を待たずにマウントする
- Dhardはクライアントのrootをサーバー側のrootとして扱い、softは匿名ユーザーへ読み替えてアクセスさせる
正解:A
解説
hardとsoftは、NFSの要求がタイムアウトしたときのクライアントの振る舞いを決めるマウントオプションです。hard(既定)では、サーバーが応答するまで要求を再送し続けるため、サーバーの停止中はアクセスしたプロセスが待たされますが、復旧後はそのまま処理を続けられます。softではretransで指定した回数の再送後にアプリケーションへエラーを返すため、待ち続けることは避けられる一方、書き込み中のデータが不完全になるおそれがあります。現在マウントされているNFSのオプションは/proc/mountsやnfsstat -mで確認できます。
選択肢ごとの解説
- A正しい。hardは再送を続け、softは所定回数の再送後にエラーを返します。
- B誤り。読み書きか読み取り専用かはrwとroのオプションで指定します。
- C誤り。ネットワークの準備を待ってマウントさせるには_netdevオプションなどを使います。hardとsoftはタイムアウト時の振る舞いを決めるものです。
- D誤り。rootの扱いはサーバー側の/etc/exportsのroot_squashやno_root_squashで決まります。