LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 仮想化基盤のネットワークとストレージ 問15
仮想化基盤のネットワークとストレージ/クラスタ・分散ストレージの理解大規模な計算クラスタで使われる並列分散ファイルシステムLustreの構成に関する説明として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「仮想化基盤のネットワークとストレージ」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A2台のノードのローカルディスクをブロック単位で相互に同期複製し、片方の障害時にもう片方で処理を継続する
- B全ノードが共有ストレージ上の同一ボリュームを同時にマウントし、分散ロックで排他制御しながら読み書きする
- CメタデータはMDSがMDT上で管理し、ファイルのデータはOSSが提供する複数のOSTに分散して格納される
- D専用のメタデータサーバーを持たず、ファイル名のハッシュで格納先のサーバーを決めてデータを分散配置する
正解:C
解説
Lustreは、メタデータとファイルのデータを別々のサーバーに分けて扱う並列分散ファイルシステムです。ファイル名やディレクトリ構造、アクセス権などのメタデータはMDS(メタデータサーバー)がMDT(メタデータターゲット)上で管理します。ファイルの実データはOSS(オブジェクトストレージサーバー)が提供するOST(オブジェクトストレージターゲット)に格納され、1つのファイルを複数のOSTへストライプして並列に読み書きできます。クライアントはMDSで配置情報を得た後、OSSと直接データをやり取りするため、サーバーを増やすことで帯域と容量を拡張できます。
選択肢ごとの解説
- A誤り。2台のノード間でブロックデバイスを同期複製するのはDRBDの仕組みで、Lustreの構成ではありません。
- B誤り。共有ストレージを全ノードで同時にマウントし分散ロックで調整するのは、OCFS2やGFS2のような共有ディスク型クラスタファイルシステムの特徴です。
- C正しい。LustreはメタデータをMDS/MDTで、データをOSS/OSTで扱い、データを複数のOSTに分散させて並列に入出力します。
- D誤り。Lustreは専用のメタデータサーバー(MDS)を持つ構成です。メタデータサーバーを持たずハッシュで配置を決めるのは、GlusterFS等の方式です。