LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 仮想化基盤のネットワークとストレージ 問14
仮想化基盤のネットワークとストレージ/仮想化基盤のネットワーク構築libvirt/KVMで仮想マシンを接続するネットワーク構成に関する説明として、正しいものをすべて選べ。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「仮想化基盤のネットワークとストレージ」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Aブリッジ接続では、ゲストが物理ネットワークと同じL2セグメントに参加し、外部の機器からゲストへ直接接続できる
- Bホストオンリーのネットワークでは、同じネットワークのゲスト同士だけが通信でき、ホストとゲストの間の通信は遮断される
- Clibvirtの既定のNATネットワークでは、ホスト上のdnsmasqがゲストへのDHCPによるアドレス配布とDNSの応答を担う
- DNATネットワークでは、ゲストごとに物理ネットワーク側のIPアドレスが1つずつ割り当てられ、1対1で変換される
正解:A、C
解説
ブリッジ接続では、ホストのブリッジに物理NICとゲストのタップデバイスをつなぐため、ゲストは物理ネットワーク上の1台のホストとして振る舞います。libvirtの既定のネットワーク(default)はNAT方式で、ホストのブリッジ(virbr0)に接続したゲストはホストのIPアドレスへマスカレードされて外部と通信します。このネットワークごとにlibvirtがdnsmasqを起動し、ゲストへのDHCPによるアドレス配布とDNSの問い合わせへの応答を行います。ホストオンリー(libvirtではisolatedモード)では外部とはつながりませんが、ゲスト同士に加えてホストとも通信できます。用途に応じて、公開サーバーはブリッジ、検証環境はNATやホストオンリーのように使い分けます。
選択肢ごとの解説
- A正しい。ブリッジ接続のゲストは物理ネットワークと同じセグメントに参加し、外部から直接到達できます。
- B誤り。ホストオンリーでは外部ネットワークとは通信できませんが、ゲストとホストの間の通信は可能です。
- C正しい。libvirtはNATネットワークごとにdnsmasqを起動し、ゲストへのDHCPとDNSを提供します。
- D誤り。libvirtのNATは複数のゲストをホストの1つのアドレスへまとめるマスカレードで、ゲストごとに外部のアドレスを割り当てる1対1の変換ではありません。