LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 仮想化基盤のネットワークとストレージ 問23
仮想化基盤のネットワークとストレージ/仮想化基盤のネットワーク構築libvirt/KVMで仮想マシンのネットワークインターフェースにmacvtapを使う場合の説明として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「仮想化基盤のネットワークとストレージ」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Amacvtapは物理NICにサブインターフェースを作成し、仮想マシンが独立したMACアドレスを持ちながら物理ネットワークに直接接続できるようにする
- Bmacvtapのbridgeモードでは、仮想マシンと物理ホストが同一L2セグメントに参加し、ホストからVMへ直接疎通できる
- Cmacvtapのvepaモードでは、同じ物理NICに接続する仮想マシン同士がL2スイッチを経由せずに直接通信できる
- Dmacvtapのpassthroughモードでは、複数の仮想マシンが同じ物理NICを同時に利用できるようになる
正解:A
解説
macvtap は Linux カーネル標準の macvlan/tap ドライバで、物理 NIC(またはボンディングなどの仮想 NIC)にサブインターフェースを作成します。各サブインターフェースは独自の MAC アドレスを持ち、libvirt のドメイン XML で interface type="direct" として設定することで、VM を物理ネットワークに直接接続できます。macvlan の制約として、同じ物理 NIC に接続する macvtap インターフェースとホストの物理 NIC との直接通信はできません(macvlan 固有の制約)。vepa モードでは VM 間の通信が外部スイッチを経由し、passthrough モードは NIC を 1 台の VM が占有します。
選択肢ごとの解説
- A正しい。macvtap は物理 NIC にサブインターフェースを作成し、VM が独立した MAC アドレスで物理ネットワークに直接参加できるようにします。Open vSwitch は不要です。
- B誤り。macvtap(macvlan)の制約として、同じ物理 NIC に接続する VM とホストの物理 NIC 間では直接通信できません。ホストと VM が通信できるのは Linux ソフトウェアブリッジを使う構成です。
- C誤り。macvtap の vepa モードでは VM 間の通信は外部スイッチを経由する必要があり、直接通信はできません。VM 同士が直接通信できるのは bridge モードです。
- D誤り。macvtap の passthrough モードでは物理 NIC を 1 台の VM が占有するため、複数の VM が同時利用できません。複数の VM が NIC を共有するには SR-IOV の仮想機能(VF)を使います。