LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 仮想化基盤の構築 問18
仮想化基盤の構築/仮想化プラットフォームの利用Proxmox VEの高可用性(HA)機能に関する説明として、正しいものをすべて選べ。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「仮想化基盤の構築」に対応。実際の試験問題ではありません)
- AHA対象の仮想マシンは、稼働ノードが障害で停止すると、クラスタ内の別ノードで自動的に再起動される
- BHA機能は障害時にもメモリの状態を保ったまま別ノードへ移すため、ゲストOSの再起動は発生しない
- C安定したクォーラムを得るため、HAを使うクラスタは3台以上のノードで構成することが推奨される
- DHA機能はクラスタを組まない単独ノードでも有効にでき、そのノード自体の障害からVMを保護できる
正解:A、C
解説
Proxmox VEのHA機能(ha-manager)は、HA対象として登録した仮想マシンやコンテナを監視し、稼働ノードに障害が起きると、そのノードがフェンシング(ウォッチドッグによる自己フェンシング)されたことを確認したうえで別ノードでゲストを起動し直します。障害で失われたメモリの内容は引き継げないため、ゲストは再起動になります(計画的な移動に使うライブマイグレーションとは別物です)。障害ノードの判断にはクォーラムが要るため、HAはクラスタが前提で、3台以上のノード(2台の場合は外部のQDevice)で構成することが推奨されます。
選択肢ごとの解説
- A正しい。障害を検知すると、HA対象のゲストはクラスタ内の別ノードで自動的に起動し直されます。
- B誤り。ノード障害時にはメモリの内容が失われるため、別ノードでの再起動になります。メモリ状態を保ったまま移せるのは、ノードが稼働しているときのライブマイグレーションです。
- C正しい。過半数のノードでクォーラムを判断するため、3台以上での構成が推奨されます。
- D誤り。HAはクラスタのクォーラムと他ノードの存在が前提です。単独ノードでは、そのノードが止まればゲストを動かす先がありません。