LinuCレベル4 システムアーキテクト ネットワークとストレージの選定 問30
ネットワークとストレージの選定/拠点間のネットワーキングオンプレミスのデータセンターとクラウドの仮想ネットワークを接続する方式として、インターネットVPNとクラウド事業者のプライベート接続サービス(専用線サービス)を比較している。プライベート接続サービスを選ぶ条件として最も適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル4 システムアーキテクトの出題範囲「ネットワークとストレージの選定」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A接続を急いでおり、申し込みから数日以内に試験環境をクラウドと接続して動作確認を始めたい
- B概念実証(PoC)として3か月間だけ試験的にクラウドを利用し、運用の見通しが立った後で本番化の是非を判断したい
- C既存のオンプレシステムをクラウドへ段階移行するにあたり、まず一部の開発環境でデータ連携の動作を確認する試験接続を行いたい
- D金融系規制上インターネット経路の利用が禁じられており、かつ月次処理のピーク時に一定の帯域を安定確保する必要がある
正解:D
解説
クラウド事業者のプライベート接続サービス(AWS Direct Connect、Azure ExpressRouteなど)は、通信事業者の閉域網を使うため、インターネット経路を通じない接続が義務付けられるコンプライアンス要件を満たせます。また専用の帯域を確保するため、インターネットVPNと異なりピーク時も安定した帯域を保証できます。一方、インターネットVPNは開通が早く(数時間〜数日)コストが低いため、PoC・開発環境・小規模な試験接続に向きます。プライベート接続サービスは開通に数週間〜数か月かかり固定費も高いため、コンプライアンスや帯域保証の要件がある本番環境向けです。
選択肢ごとの解説
- A誤り。プライベート接続サービスは開通まで数週間〜数か月かかるため、数日以内の接続が必要な場合はインターネットVPNが適しています。
- B誤り。概念実証のように短期間・低コストを優先する用途には、開通が早く費用を抑えられるインターネットVPNが適しています。
- C誤り。試験的な段階移行や開発環境の確認程度であれば、開通の速さとコスト面でインターネットVPNの方が適しています。
- D正しい。規制要件による閉域接続の義務とピーク時の帯域保証の両方を満たせるのは、閉域網を使い帯域を確保できるプライベート接続サービスです。