LinuCレベル4 システムアーキテクト ネットワークとストレージの選定 問35
ネットワークとストレージの選定/ストレージとアクセスプロトコルストレージの提供形態に関する記述として、誤っているものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル4 システムアーキテクトの出題範囲「ネットワークとストレージの選定」に対応。実際の試験問題ではありません)
- AブロックストレージはOSがその上にファイルシステムをフォーマットして利用する形態で、データベースのデータ領域やOSのブートボリュームに適している
- BファイルストレージはNFSやSMBなどのファイル共有プロトコルを通じて複数のクライアントが同じディレクトリ階層を同時にマウントして読み書きできる
- Cブロックストレージは複数のサーバーから同一ボリュームを同時にマウントして安全に読み書きできるため、追加の排他制御なしに共有ファイルサーバーとして手軽に利用できる
- DオブジェクトストレージはHTTPベースのAPIでオブジェクト単位にアクセスでき、大量の非構造化データの保存・配信に向く
正解:C
解説
ブロックストレージは通常1台のホストが排他的にマウントして使うことを前提とした形態です。複数のサーバーから同じボリュームを同時に安全に読み書きするには、cLVMやGFS2などのクラスタ対応の排他制御が別途必要であり、追加設計なしに共有ファイルサーバーとして手軽に利用できるわけではありません。複数クライアントからの同時アクセスを主目的とするならファイルストレージを選ぶのが適切です。
選択肢ごとの解説
- A誤り(正しい記述)。ブロックストレージはOSがファイルシステムを作成して使う形態で、データベースボリュームやブートデバイスに広く用いられます。
- B誤り(正しい記述)。ファイルストレージはNFS・SMBで複数クライアントが同時にディレクトリ階層を共有できるプロトコルを持ちます。
- C正しい(誤っている記述)。ブロックストレージを複数ホストから同時に安全に読み書きするにはcLVMやGFS2などの排他制御が必要であり、追加設計なしに共有ファイルサーバーとして使うことはできません。
- D誤り(正しい記述)。オブジェクトストレージはHTTP APIで扱え、データ量やオブジェクト数の拡張性に優れ、大規模な非構造化データの保存に適しています。