過去問ドリル

DP-900:Microsoft Azure Data Fundamentals Azure の非リレーショナルデータ 問3

Azure の非リレーショナルデータ/Azure Cosmos DB の機能

あるグローバル展開のリテール企業は、北米・欧州・アジアの各拠点にある業務システムから、商品カタログデータへ同時に読み書きを行うアプリケーションを構築しています。各拠点の近くのリージョンで数ミリ秒程度の読み取り・書き込みレイテンシを実現し、将来的に書き込み可能なリージョンをさらに追加できるようにしておきたいと考えています。採用すべきデータストアの構成はどれか。

当サイトのオリジナル問題(DP-900:Microsoft Azure Data Fundamentalsの出題範囲「Azure の非リレーショナルデータ」に対応。実際の試験問題ではありません)

正解:A

解説

正解は Azure Cosmos DB です。Azure Cosmos DB は複数の Azure リージョンへデータを分散配置でき、マルチリージョン書き込み構成にすることで、各拠点に近いリージョンで単一桁ミリ秒程度の低レイテンシの読み取り・書き込みを行え、必要に応じて書き込みリージョンを追加していくこともできます。これに対し、Azure SQL Database の Active geo-replication は読み取り可能なセカンダリデータベースを他リージョンに持てますが、書き込みは常にプライマリデータベースに限られます。Azure Blob Storage で RA-GRS を構成した場合もセカンダリリージョンからの読み取りは可能になりますが、書き込みは引き続きプライマリリージョン限定です。一方、Azure Table Storage の geo 冗長ストレージ(RA-GRS を有効化しない GRS)は、通常運用中はセカンダリリージョンへの読み取りアクセスすら提供されず、プライマリリージョン障害時のフェールオーバー後に初めて利用可能になります。いずれの構成も複数リージョンへの低レイテンシな同時書き込みには対応していません。

選択肢ごとの解説

  • A正しい。Azure Cosmos DB は複数の Azure リージョンへデータを分散配置でき、マルチリージョン書き込み構成にすることで各拠点に近いリージョンで低レイテンシの読み取り・書き込みを行え、必要に応じて書き込みリージョンを追加していけます。
  • B誤り。Azure SQL Database の Active geo-replication は読み取り可能なセカンダリを複数リージョンに配置できますが、書き込みは常にプライマリリージョンに対してのみ行われるため、複数拠点からの低レイテンシ書き込みには対応できません。
  • C誤り。Azure Table Storage の geo 冗長構成はディザスタリカバリー用のセカンダリリージョンを提供するものであり、複数リージョンでの低レイテンシな書き込み分散には対応していません。
  • D誤り。Azure Blob Storage の RA-GRS はセカンダリリージョンからの読み取りのみを提供するもので、書き込みは引き続きプライマリリージョンに限られます。
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