平成26年度 春期 ITパスポート試験 問90
ストラテジ/企業活動【中問B(問89〜92の共通文章)】 電化製品を製造しているG社では,新たに開発した製品Hの発売を予定しており,その製造方法及び販売計画について検討を行っている。 製品Hの製造方法として案Aと案Bの二つの案が検討されていて,それぞれの案の固定費と変動費は表1のようになると見込んでいる。 表1 案Aと案Bの固定費と変動費の見込額 案A:固定費 1,400(万円/月),変動費 6(万円/台) 案B:固定費 2,000(万円/月),変動費 5(万円/台) (注:本サイトでは原問題の表を文字表記に変換しています) 製品Hの月当たり製造台数と,固定費と変動費を合計した製造原価の関係は,図1のグラフのように表すことができる。 【設問】製品Hには,社外から仕入れている部品Jが使われている。この部品Jの仕入価格が来月から値上がりする可能性が出てきた。部品Jが値上がりし,製造方法として案Bを採用する場合,図1の製造台数と製造原価のグラフはどのようになるか。ここで,元の製造台数と製造原価の関係を実線で,部品Jの仕入価格が値上がりした場合の関係を破線で示す。 (注:選択肢のグラフは図に示しています)

出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問90
- アグラフア
- イグラフイ
- ウグラフウ
- エグラフエ
正解:ウ
解説
部品Jは1台ごとに必要な材料なので,その仕入価格の値上がりは,製造台数に比例して増える変動費(1台当たりの費用)の増加にあたります。固定費(台数が0でも掛かる2,000万円)は変わらないので,グラフは,台数0のときの製造原価(縦軸の切片)が2,000万円のまま,直線の傾きだけが急になります。これに当てはまるのは,同じ点から出発して傾きが大きくなっているグラフウです。
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選択肢ごとの解説
- ア誤り。台数0での製造原価が上がっており,固定費が増えた場合のグラフです。部品Jの値上がりは固定費を変えません。
- イ誤り。切片が上がっており,固定費も増えた形になっています。傾きの増加だけでなく固定費の増加も表しているので不適切です。
- ウ正しい。固定費(切片2,000万円)は変わらず,1台当たりの費用が増えて傾きが大きくなっています。
- エ誤り。台数が増えるほど加速度的に増える曲線になっています。変動費は台数に比例して増えるので,グラフは直線のままです。