LinuCレベル1 重要なシステムサービス 問19
重要なシステムサービス/システム時刻の管理「TZ=America/New_York date」を実行したときの動作として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル1の出題範囲「重要なシステムサービス」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Aそのdateコマンドだけがニューヨークのタイムゾーンで時刻を表示し、システムの設定は変わらない
- Bシステム全体のタイムゾーンがニューヨークに変更され、以後の全プロセスに反映される
- Cハードウェアクロックの時刻がニューヨークの時刻に書き換えられ、次回起動時から反映される
- DNTPサーバーの参照先がニューヨーク地域のサーバーに切り替わり、時刻が再同期される
正解:A
解説
環境変数TZは、そのプロセスが時刻を表示するときに使うタイムゾーンを指定します。「変数=値 コマンド」の形で書くと、そのコマンドの実行時だけ環境変数が設定されるため、システム全体のタイムゾーン(/etc/localtime)は変わりません。指定できる名前は/usr/share/zoneinfo/配下のゾーン情報に対応しており、tzselectを使うと対話的に適切な名前を調べられます。ユーザーごとに別のタイムゾーンで表示したい場合は、シェルの設定ファイルでTZをexportしておきます。
選択肢ごとの解説
- A正しい。TZはそのコマンドの実行環境だけに設定され、表示だけがニューヨーク時刻になります。
- B誤り。システム全体の設定を変えるには、timedatectl set-timezone などで/etc/localtimeを変更します。
- C誤り。ハードウェアクロックの読み書きはhwclockの役割で、TZの指定では変わりません。
- D誤り。TZは時刻の表示に使うタイムゾーンの指定で、NTPの参照先とは関係がありません。