LinuCレベル1 重要なシステムサービス 問28
重要なシステムサービス/システム時刻の管理chronydの設定ファイル chrony.conf に次の行がある。この行の説明として適切なものはどれか。 pool 2.pool.ntp.org iburst
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル1の出題範囲「重要なシステムサービス」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A名前から得た複数のNTPサーバーを時刻源にし、起動直後は短い間隔で問い合わせて同期を早める
- B2.pool.ntp.orgからの問い合わせを許可し、自ホストをそのNTPサーバー群の時刻源として公開する
- C2.pool.ntp.orgを最優先の1台として固定し、iburstで時刻のずれを一度にまとめて補正させる
- D2.pool.ntp.orgへの問い合わせを起動時の2回だけ行い、以後はハードウェアクロックの時刻を使う
正解:A
解説
chrony.confのpoolディレクティブは、1つの名前が複数のアドレスに解決されるNTPサーバー群(プール)を時刻源として指定するもので、解決された中から複数のサーバーが使われます。1台のサーバーを指定するときはserverディレクティブを使います。iburstを付けると、起動直後に短い間隔で数回まとめて問い合わせるため、最初の同期が早くなります。pool.ntp.orgはボランティアが運営する公開NTPサーバーのプロジェクトで、ディストリビューションの既定の設定にも同様の行が書かれていることがあります。
選択肢ごとの解説
- A正しい。poolは名前から得た複数のサーバーを時刻源にし、iburstは起動直後の問い合わせを短い間隔で行って同期を早めます。
- B誤り。他のホストからのNTPの問い合わせを許可して時刻を配信するのはallowディレクティブの役割で、poolは自ホストが参照する時刻源を指定します。
- C誤り。poolは1台に固定するのではなく複数のサーバーを使います。大きなずれを一度に補正する(ステップさせる)設定はmakestepディレクティブです。
- D誤り。chronydは時刻源への問い合わせを継続して行い、システムクロックを調整し続けます。先頭の2は、プールのサーバー名の一部です。