LinuCレベル2 システムアーキテクチャの設計 問28
システムアーキテクチャの設計/クラウドサービス上のシステム構成IaaS型のクラウドで、Webサーバーのインスタンスをオートスケーラーで負荷に応じて増減させている。利用者がアップロードした画像の保存先として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル2の出題範囲「システムアーキテクチャの設計」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A各インスタンスのエフェメラルストレージに保存し、スケールインの前に手作業で別の場所へ退避する
- Bオブジェクトストレージなどインスタンスの外の共有の保存先に置き、どのインスタンスからも参照する
- C受け付けたインスタンスのローカルディスクに保存し、同じ利用者を常にそのインスタンスへ振り分ける
- Dインスタンスの起動に使うイメージに画像を含めておき、新しく起動したインスタンスへ配布していく
正解:B
解説
オートスケーラーは負荷に応じてインスタンスを自動で作成・削除するため、個々のインスタンスのディスクに置いたデータは、スケールインでインスタンスが削除されると失われます。利用者のデータは、オブジェクトストレージや共有のファイルストレージ、データベースなど、インスタンスの外に保存します。こうしてインスタンスをステートレスにしておくと、どのインスタンスが要求を受けても同じ結果を返せ、自由に増減できます。
選択肢ごとの解説
- A誤り。スケールインはオートスケーラーが自動で行うため、手作業の退避は間に合わず、エフェメラルストレージのデータは削除とともに失われます。
- B正しい。インスタンスの外の共有の保存先に置けば、インスタンスが増減してもデータが失われず、どのインスタンスからも参照できます。
- C誤り。そのインスタンスがスケールインで削除されると画像が失われ、振り分けを固定しても他の利用者からは参照できません。
- D誤り。利用者がアップロードする画像は稼働中に増えていくもので、起動用のイメージに含めて配布することはできません。