AZ-104:Microsoft Azure Administrator コンピューティングリソースの管理 問15
コンピューティングリソースの管理/ARMテンプレートとBicepあるリソースグループには、過去のデプロイで作成したストレージアカウントと仮想ネットワークがある。仮想ネットワークだけを定義した新しいテンプレートを使い、テンプレートに定義されていないストレージアカウントを同じデプロイでリソースグループから削除したい。選択すべきデプロイオプションはどれか。
当サイトのオリジナル問題(AZ-104:Microsoft Azure Administratorの出題範囲「コンピューティングリソースの管理」に対応。実際の試験問題ではありません)
- AIncremental モードでデプロイする
- BComplete モードでデプロイする
- Cデプロイ失敗時に直前の成功したデプロイへ戻すロールバックオプションを指定してデプロイする
- Dデプロイ名を既存のデプロイと同じにして上書きデプロイする
正解:B
解説
ARM のデプロイモードには Incremental(既定)と Complete があります。Incremental はテンプレートに無い既存リソースをそのまま残しますが、Complete ではリソースグループ内にあってテンプレートに無いリソースが削除されます。意図しない削除を防ぐため、実行前に what-if で結果を確認するのが一般的です。ロールバックオプションはデプロイ失敗時の挙動を制御するもので、テンプレートに無いリソースの削除とは無関係です。ただし Complete モードで削除されるかはリソースの種類によって異なり(一部の子リソースは削除されません)、リソース グループにロックがあると削除されません(本問のストレージ アカウントは削除対象です)。削除を伴う運用には現在はデプロイ スタックも推奨されています。
選択肢ごとの解説
- A誤り。Incremental は既定のモードで、テンプレートに無い既存リソースは変更せず残すため、ストレージアカウントは削除されません。
- B正しい。Complete モードでは、対象リソースグループ内でテンプレートに定義されていないリソースが削除されます。
- C誤り。ロールバックオプションはデプロイが失敗したときに直前の成功したデプロイの状態へ戻すためのもので、テンプレートに無いリソースを削除する機能ではありません。
- D誤り。デプロイ名を同じにしても、履歴上のデプロイ記録が置き換わるだけで、未定義リソースの削除には影響しません。削除の有無はデプロイモードで決まります。