応用情報技術者試験 午前|ヒューマンインタフェースの要点と過去問
テクノロジ/ヒューマンインタフェースヒューマンインタフェースは、利用者にとって使いやすい画面や操作を設計するための考え方と、その評価方法を問う分野です。出題数は1回に1問あるかないかと少ないものの、用語を押さえていれば確実に得点できます。
出題傾向
応用情報技術者試験午前の過去33回分(平成21年度〜令和7年度)を集計した結果です。
25問33回の合計
0.8問1回あたりの平均
0.9%全2,640問に占める割合
2問最多の回(平成21年度 秋期)
直近10回の平均は0.7問、それ以前の23回の平均は0.8問です。出題数はほぼ横ばいで、この分野は毎回安定して出題されています。
| 実施回 | この分野の出題数 |
|---|---|
| 令和7年度 秋期 | 1問 |
| 令和7年度 春期 | 1問 |
| 令和6年度 秋期 | 1問 |
| 令和6年度 春期 | 1問 |
| 令和5年度 秋期 | 1問 |
| 令和5年度 春期 | 0問 |
| 令和4年度 秋期 | 0問 |
| 令和4年度 春期 | 1問 |
| 令和3年度 秋期 | 0問 |
| 令和3年度 春期 | 1問 |
直近10回分を表示しています。
押さえておきたいテーマ
- ユーザビリティ
- 使いやすさを指す概念で、ISO 9241-11では、利用者が目標を達成できる「有効さ」、必要な資源を使って達成できる「効率」、利用に対する「満足度」の3つで捉えます。
- アクセシビリティ
- 高齢者や障害のある人を含め、さまざまな利用者が情報や機能を利用できる度合いです。Webでは、画像に代替テキスト(alt属性)を付ける、色だけに頼らずに情報を伝える、キーボードだけでも操作できるようにする、といった配慮が求められます。日本ではJIS X 8341-3がWebコンテンツのアクセシビリティの規格です。
- ユニバーサルデザイン
- 年齢・能力・状況にかかわらず、できるだけ多くの人が使えるように、あらかじめ設計する考え方です。特定の人向けに後から対応するのではなく、最初から広く使えるものにするという点がバリアフリーとの違いです。
- ユーザビリティの評価手法
- ヒューリスティック評価は、専門家がユーザビリティの経験則に照らして問題点を洗い出す手法です。認知的ウォークスルーは、利用者の思考過程を想定して操作の流れを検証します。思考発話法は、利用者に考えていることを声に出しながら操作してもらい、つまずきを観察します。回顧法は、操作後に利用者に振り返ってもらう方法です。
- 画面・帳票の設計
- 項目の並べ方や表示の一貫性、色の使い方、入力ミスを防ぐ工夫(入力例の表示、選択式の入力、入力チェック)などが問われます。頻繁に使う機能を目立つ位置に置く、確認が必要な操作には確認メッセージを出す、といった原則を押さえます。
- Webのナビゲーション設計
- パンくずリスト(現在位置を階層で示す)、サイトマップ(サイト全体の構成を示す)、ナビゲーションバー(主要ページへの導線)など、利用者が迷わず目的のページにたどり着くための仕組みが出題されます。
学習のコツ
- 評価手法は名前だけを覚えるのではなく、「専門家が評価する」「利用者に操作してもらう」のように、誰が何をするかで区別すると、混同しにくくなります。
- アクセシビリティは、Webを実際に作る場面をイメージすると理解しやすい分野です。代替テキストや色のコントラストなど、具体的な配慮事例で覚えましょう。
- 出題数が少ないため、時間をかけすぎず、頻出用語を短時間で確認する程度に留めるのがおすすめです。
ヒューマンインタフェースの過去問一覧(全25問)
実施回ごとに、この分野の問題を新しい回から並べています。各問に解説と選択肢ごとの解説がついています。