応用情報技術者試験 午前|プロジェクトマネジメントの要点と過去問
マネジメント/プロジェクトマネジメントプロジェクトマネジメントは、スケジュール・コスト・スコープなどを管理する知識を問う分野です。アローダイアグラムによる所要日数の計算、EVM(アーンドバリューマネジメント)の指標計算が代表的な出題で、計算問題が得点源になります。
出題傾向
応用情報技術者試験午前の過去33回分(平成21年度〜令和7年度)を集計した結果です。
135問33回の合計
4.1問1回あたりの平均
5.1%全2,640問に占める割合
5問最多の回(令和3年度 春期)
直近10回の平均は4.0問、それ以前の23回の平均は4.1問です。出題数はほぼ横ばいで、この分野は毎回安定して出題されています。
| 実施回 | この分野の出題数 |
|---|---|
| 令和7年度 秋期 | 4問 |
| 令和7年度 春期 | 4問 |
| 令和6年度 秋期 | 4問 |
| 令和6年度 春期 | 4問 |
| 令和5年度 秋期 | 4問 |
| 令和5年度 春期 | 4問 |
| 令和4年度 秋期 | 4問 |
| 令和4年度 春期 | 4問 |
| 令和3年度 秋期 | 3問 |
| 令和3年度 春期 | 5問 |
直近10回分を表示しています。
押さえておきたいテーマ
- PMBOKの知識エリア
- PMBOKガイドは、プロジェクトマネジメントの知識体系です。スコープ、スケジュール、コスト、品質、資源、コミュニケーション、リスク、調達、ステークホルダー、統合といった管理対象ごとに整理され、各プロセスで何をするかが問われます。
- スコープ管理とWBS
- プロジェクトの成果物と作業範囲を明確にして管理するのがスコープ管理です。WBS(作業分解構成図)は、成果物や作業を階層的に細かく分解したもので、見積り・スケジュール・担当割当ての基礎になります。
- アローダイアグラムとクリティカルパス
- 作業の順序関係と所要日数を矢印で表す図がアローダイアグラムです。開始から終了までの経路のうち最も日数が長い経路がクリティカルパスで、この経路上の作業が遅れるとプロジェクト全体が遅れます。各作業の最早開始日・最遅開始日、余裕日数を求める計算が頻出です。
- スケジュール短縮
- クラッシングは、クリティカルパス上の作業に資源を追加して期間を短縮する方法で、コストが増えます。ファストトラッキングは、本来順番に行う作業を並行して行う方法で、手戻りのリスクが増えます。どちらの手法か、何が増えるのかを区別して覚えます。
- EVM(アーンドバリューマネジメント)
- 計画価値(PV)、出来高(EV)、実コスト(AC)の3つで進捗とコストを評価する手法です。スケジュール差異はEV−PV、コスト差異はEV−AC、進捗の効率を示すSPIはEV÷PV、コストの効率を示すCPIはEV÷ACで、1より小さいと遅れやコスト超過を意味します。完成時総予算(BAC)から、今後の見通しを計算する問題もあります。
- 見積りの手法
- ファンクションポイント法は、機能の数と複雑さから開発規模を見積る方法です。類推見積り(過去の類似プロジェクトとの比較)、積上げ見積り(作業ごとに見積もって合計する方法)などとあわせて、特徴と使う場面を押さえます。
- リスク・品質・コミュニケーション
- リスクへの対応には、回避・軽減・転嫁・受容があります。品質管理では、パレート図・特性要因図・散布図・ヒストグラムなどの図を使い分けます。関係者が n 人のときの意思疎通の経路は n(n−1)/2 本で、人が増えると急増します。
学習のコツ
- アローダイアグラムとEVMは、手順が決まった計算問題です。過去問を数回解いて型を覚えると、確実に得点できるようになります。
- EVMの指標は、名前と式が似ていて混同しやすいので、「EVが分子で、PVで割れば進捗、ACで割ればコスト」と、式の形で整理すると覚えやすくなります。
- 午後試験のプロジェクトマネージャ試験や、応用情報の午後問題にも直結する分野です。午前の段階で基本用語を固めておくと、上位試験や午後対策が楽になります。
プロジェクトマネジメントの過去問一覧(全135問)
実施回ごとに、この分野の問題を新しい回から並べています。各問に解説と選択肢ごとの解説がついています。
令和7年度 秋期4問
令和7年度 春期4問
令和6年度 秋期4問
令和6年度 春期4問
令和5年度 秋期4問
令和5年度 春期4問
令和4年度 秋期4問
令和4年度 春期4問
令和3年度 秋期3問
令和3年度 春期5問
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